2007 年 29 巻 p. 104-113
レシピに基づいて強震動予測を行う場合, 予測結果が震源パラメータのバラツキによってどの程度のバラツキを有するのかを評価する手法について検討を行った. 「バラツキ」を考慮するパラメータとして, アスペリティの位置と破壊開始点, アスペリティの強度 (平均すべり量の比) , アスペリティの強度 (応力降下量) , 破壊伝播速度を考慮した. 特定サイト, 空間分布ともにアスペリティの強度 (応力降下量) によるバラツキが大きな値となることがわかったが, 逆断層, 横ずれ断層の結果において大きな差異は見られなかった.