抄録
本研究では, 常時微動観測に基づいて, 島根県出雲平野の地盤構造を推定し既存の地形・地質・ボーリングデータなどの情報と比較, 検討を行った. 出雲平野全域に500m間隔のメッシュの交点上もしくはその付近において, 3成分常時微動観測を行った. これらの記録からH/Vスペクトルを求め, ピーク周期のコンターマップを作成した. また, 平野内の4地点において半径3-30mアレイ観測を行いSPAC法により第三紀層までのS波速度構造を明らかにした. H/Vスペクトルのピーク周期とアレイ観測より求めたS波速度を用い, 1/4波長則から第四紀層の厚さを推定し, その整合性について検討を行った.