2006 年 34 巻 p. 563-568
フン河流域は水量の不足が続いており、1980年代前半にからは断流現象も始まっている。しかし、水文データや観測データの不足から、水循環のプロセスを解明することが困難である。本研究では、Landsatによるデータにlinear-unmixingを行い、1976年、1990年、2000年、2004年についてのフン河の河床、川幅channel width (CW)、水域率weighted-river width (MRW) を定義し、抽出した。また、フン河川水域の変化を分析した。この方法は観測データの乏しい流域に対する代替データとして有用である。