パルスパワーを用いた水中放電および, 誘電体バリア放電 (DBD) によって生成したオゾンによる汚水浄化を試み, AcidRedl, AcidBhle64の脱色について比較検討を行った. 水中放電は, 重畳ブルームライン型パルス電源を用い, 水中に設置された線対平板電極に高電圧パルスを印加し生成した. オゾンはパルス電圧で同軸円筒型DBDリアクタを駆動し, 1500ppmの濃度で生成した. AcidRedlは, オゾン処理によって30分程度で脱色することができたが, 水中放電方式では吸光スペクトルのシフトが生じ, 完全な脱色には至らなかった. AcidBlue64は, オゾン処理の方が水中放電方式に比べ, 1.1倍程度脱色効率が高かった. また, 全有機炭素 (TOC) 評価では, オゾン処理によって20%程度除去された.