抄録
設計作業における試行錯誤を回避するために,既に多くの設計支援システムが存在する.しかし,要求仕様を入力とし,それを満たす全体形状を導出するといった,機能と形状を統合する設計支援システムの研究はあまり行われていない.そこで,本研究では,機能と形状の間には部分形状と配置位置に関する二つの制約条件に着目することで機能と形状を結び付け,要求仕様から全体形状を自動的に導き出す新たな設計支援システムの可能性を示すことを目指す.属性を用いて制約条件を表現し,実際に機能から形状を導出するシステムを構築した.そして,被験者実験を経て本手法が機能から全体形状を直接的に導出する上で有効であることを検証した.