精密工学会学術講演会講演論文集
2002年度精密工学会秋季大会
セッションID: K03
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高能率・高精度機械加工(1)
鋼板圧延用補強ロール材のエンドミル加工における工具損耗
鋼板圧延用補強ロール材のエンドミル加工における工具損耗-材質および切削条件の影響
*福谷 理明大小森 義洋水垣 善夫寺井 久宣浅尾 晃通
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抄録
現在,鋼板圧延用補強ロールの製造において,キー溝のエンドミル加工における加工能率向上が重要課題となっている.そこで現状鋼種(JIS SKD6相当)をベースにCr,Mo量等を変えた4鋼種について,エンドミル加工実験を実施し工具損傷について詳細に調べた.切削実験の結果,現状鋼種では切削抵抗が大きく,また工具との凝着が激しいため欠損しやすいことが分かった.また,切削条件を適正化することで,ロール材としての性能を低減させない範囲でCrおよびMo量を低減した鋼種では,加工能率を従来の1.5倍にすることが可能であることを見出した.
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© 2002 公益社団法人 精密工学会
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