高性能小型回転翼製作に向けたバルサ加工の検討

抄録

人間が入れない場所の情報収集用に小型回転翼を利用した飛翔ロボットを開発中である。揚力向上に向けて任意形状の回転翼を作成するため、簡易三次元加工機を用いて回転翼を製作する技術としてバルサ材の曲面加工について検討した。片面切削後の切削面にパテを充填し、試料を反転させて裏面を切削する方法を開発した結果、厚さ1mm以下の翼形状の製作を可能とした。また、捩り下げを有する翼面を滑らかに加工できた。