精密工学会学術講演会講演論文集
2006年度精密工学会春季大会
セッションID: D32
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高能率・高精度化のための切削工具(1)
cBN成膜における基板バイアス法が工具母材に及ぼす影響
*所 敏夫大西 宏明野間 正男小川 圭二中川 平三郎
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抄録
 cBN膜は、超硬母材の上にTiAlN等の中間膜を成膜し、さらにその上で基板に交流バイアスを印加しながら成膜される。基板電源周波数を13.56MHzとした場合、膜が中間膜ごと剥離しており、TiAlN膜の一部が組成変化していることがわかった。これは電源周波数による表皮効果により工具先端が高温に曝されたためと推定し、電源周波数を100kHzに変更した場合、TiAlN膜の組成変化は観察されなく、良好な切削結果が得られた。
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© 2006 公益社団法人 精密工学会
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