フライカットによるガラスの延性モード切削に関する研究(第1報)

工具材種による加工面への影響

抄録

フライカットでは，ガラスへの延性モード切削が旋削の数十倍の切込み量で可能となる．本研究では，超精密旋盤を用いてソーダ石灰ガラスへフライカットを行い，工具材種による加工面への影響を調査した．その結果, 超硬合金（K10）とバインダレスcBNでは加工面の表面粗さ，切削距離に対する表面粗さの変化，クラックの割合等が異なるので報告する．