マイクロ流路への微小量血液の導入方法に関する検討（第三報）

抄録

本研究は縦3mm横8mm深さ5mmの吸血部がある基板に、レーザで穴開け加工した樹脂フィルムを被せ、真空中でラミネート加工をして吸血部を真空にした。そして、基板に被せた樹脂フィルムの中央に、25G注射針を固定して採血デバイスを作製した。このデバイスは、注射針を皮膚に穿刺すると同時に注射針が動いて樹脂フィルムが破れ、血液を吸引することができる。このデバイスを用いて、血液に模倣したインク吸引に成功した。