ミュラー行列計測によるPLZTの偏光特性解析（第2報）

偏光解消と主軸方位の電圧依存性

抄録

強誘電性物質であるPLZTは，透光性であることからアダプティブオプティクスへの応用が期待されている．しかし，結晶に印加する電圧と偏光特性の関係が不明瞭であるために実用性に問題がある．そこで，本研究では，全偏光特性を表現することのできるミュラー行列を計測することにより，PLZTの偏光特性を明らかにすることを目的としている．本報告では，主軸方位と偏光解消の電圧依存性について報告する．