抄録
情報機器のユーザビリティを考慮した設計の重要性が高まっている.本研究では,機器開発の初期段階でユーザビリティ評価を行うためのMixed Realityを用いた3D UIシミュレータを開発した.物理モックアップの位置姿勢をビデオ画像から推定して3D UIシミュレータに反映させ,さらにそこにユーザの操作する様子を重畳することでユーザへあたかも実機器を操作している様な感覚を与えることができる.また本システムと3D UIシミュレータ単体でユーザテストを実施し,タスク完了までの操作時間やユーザの満足度を比較する.