主催: 公益社団法人精密工学会
工具の刃先位置の検出方法として,タッチセンサによる接触式測定やレーザによる非接触式測定などが現在利用されている.しかし,接触式測定では回転中の工具の刃先検知が困難であり,非接触式測定では工具に付着した切りくずや汚れを検知するなどの問題がある.これらの問題点を解決するために,先行研究としてアコースティックエミッション(AE)技術を用いて,スクエアエンドミル工具と被削材との接触検知を行い,刃先位置の検出を行うことができた.本研究では,同様の方法によりボールエンドミル工具の刃先位置の検出を行い,検出可能であることを報告する.