精密工学会学術講演会講演論文集
2012年度精密工学会春季大会
セッションID: B79
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アルミニウム合金の熱処理状態が切削速度200m/sに至る高速切削機構に及ぼす影響
*山東 真士東 達平篠塚 淳
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抄録
析出強化材であるアルミニウム合金を高速で切削すると,切削温度もひずみ速度も高くなるため,析出強化の度合いが変化し,これが切削特性に影響を及ぼす可能性がある.そこで,熱処理状態が異なるA2017-T3とA2017-Oを被削材とし,切削速度が200m/s に至る広範囲な切削速度域で切削実験を行った.その結果,切削速度が80m/s 程度を超えた高速切削速度域で,両者のせん断域の塑性変形挙動とすくい面摩擦特性に顕著な違いが出現した.
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© 2012 公益社団法人 精密工学会
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