航空エンジン用複合材料のレーザ援用加工に関する研究

抄録

航空機の高温構造部材に用いられるセラミックマトリックス複合材料(CMC)は，難削材であるため研削によって表面加工が行われ，機械加工が難しく，加工効率や工具寿命などの点で課題を有していた．本研究では，レーザを用いてCMC表面を局所加熱し，加熱部を切削するレーザ援用加工の可能性を調べている．レーザ照射時の表面温度を輻射温度計で測定すると共に，レーザ照射条件が切削特性に及ぼす影響について調べている．