精密工学会学術講演会講演論文集
2016年度精密工学会秋季大会
セッションID: M09
会議情報

SiCのプラズマ酸化を援用した低欠陥グラフェン形成に関する研究
酸化方法に依存したSiO2/SiC界面の組成の違いと考察
*伊藤 亮太細尾 幸平川合 健太郎佐野 泰久森田 瑞穂有馬 健太
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
SiC上にグラフェンを成長させる際に、同時にピット等の欠陥が生成されるという問題がある。我々はプラズマ酸化を援用することにより、ピット密度が低いグラフェンの形成を実現した。このプロセスでは、室温近傍でのプラズマ酸化に伴う、SiO2/SiC界面のC原子層の形成が鍵となる。本研究では、このC原子層の結合状態を調査すると共に、酸化方法に依存したSiO2/SiC界面の形成メカニズムの違いについて考察した。
著者関連情報
© 2016 公益社団法人 精密工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top