主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2019年度精密工学会秋季大会
開催地: 静岡大学
開催日: 2019/09/04 - 2019/09/06
p. 260-261
鋳造品などの中空品の肉厚検査では,製品を切断しキャリパーゲージで測定することが一般的だが、計測箇所が離散的、時間がかかる、製品を再利用できない等の課題があった.今回X線CT装置を用いて製品を計測し,得られた撮影データと適切に処理することで製品の表面形状を正確に表現し,球接触計算手法で製品の肉厚を計算する技術を開発した.本手法により,従来手法と同等の寸法計測精度で製品全体の計測が可能となり、処理時間や製品の再利用性についても満足できる見通しが付いたので報告する.