腰椎椎間板ヘルニア内視鏡手術を想定した骨の研削加工特性評価

抄録

腰椎椎間板ヘルニア内視鏡手術では，ヘルニアによる神経の圧迫を和らげるために，外科医は電着ダイヤモンド砥石を用いて椎骨の一部を除去する必要がある．手術時の神経を傷つけない骨の研削は，外科医の手の感覚による熟練技能に依存している．本研究では，手術中の手技の数値化の第一歩として，外科医の手技，または機械送りによる骨の研削実験を実施し，骨組織，研削環境などが研削抵抗に与える影響を評価した．