精密工学会学術講演会講演論文集
2020年度精密工学会春季大会
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手のひらサイズユニットの温度制御による中赤外パッシブ分光イメージング
*足立 智岩城 順也水谷 空川嶋 なつみ北崎 友哉康 瀚月石丸 伊知郎
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p. 810-811

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抄録

橋脚のコンクリート塩害可視化などの大型構造物の遠隔計測には,アクティブな照明を行わずに物体熱からの輻射光をパッシブに分光するTES(熱放射分光法:Thermal Emission Spectroscopy)が有効である.提案する広視野中赤外分光イメージング装置が手のひらサイズで小型であり熱容量が小さいので,ペルチェ素子2枚で筐体全体を温度制御が可能である.これにより,屋外の温度変化にも頑健で,高い感度で輻射光をパッシブに分光イメージングが可能になる.

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© 2020 公益社団法人 精密工学会
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