主催: 公益社団法人精密工学会
会議名: 2023年度精密工学会春季大会
開催地: 東京理科大学
開催日: 2023/03/14 - 2023/03/16
p. 432-433
ホログラフィ干渉計などによる3次元物体の形状計測が行われている.物体の高さ(形状)情報をカメラなどで干渉縞で記録する.干渉縞から形状(位相)情報を取り出す際よく使われる手法の一つはフーリエ変換法である.フーリエ変換法では,空間領域で得られた干渉縞を周波数領域へフーリエ変換する.周波数領域では,信号はキャリア項,その複素共役項と直流成分項の3つの項で構成される.キャリア信号を取り出すために,フィルタを利用する.取り出した信号を逆フーリエ変換して,物体の形状(位相)情報が得られる.本研究では,従来手動処理で行われたフィルタ処理を画像セグメンテーションツールであるU-netにより自動化することを目指す.