精密工学会学術講演会講演論文集
2023年度精密工学会春季大会
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機械学習を用いた2次元スペクトル分離の試み
第2報:U-netを用いた周波数フィルタ処理の自動化
*坂井 映斗野口 隼人長谷川 就韋 冬
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p. 432-433

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抄録

ホログラフィ干渉計などによる3次元物体の形状計測が行われている.物体の高さ(形状)情報をカメラなどで干渉縞で記録する.干渉縞から形状(位相)情報を取り出す際よく使われる手法の一つはフーリエ変換法である.フーリエ変換法では,空間領域で得られた干渉縞を周波数領域へフーリエ変換する.周波数領域では,信号はキャリア項,その複素共役項と直流成分項の3つの項で構成される.キャリア信号を取り出すために,フィルタを利用する.取り出した信号を逆フーリエ変換して,物体の形状(位相)情報が得られる.本研究では,従来手動処理で行われたフィルタ処理を画像セグメンテーションツールであるU-netにより自動化することを目指す.

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© 2023 公益社団法人 精密工学会
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