精密工学会学術講演会講演論文集
2024年度精密工学会秋季大会
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城郭石垣の設計法に基づき厳密に定式化された放物線
*鈴木 利友
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p. 67-68

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抄録

城郭石垣の反り曲線の設計法の一つである『後藤家文書』の「唯子一人伝(1冊本)」では,石垣の上部3分の2をn等分して下から順に作図することにより,断面形状を決定している。本研究では,このnを有限の定数とし,石垣の上部3分の2の包絡線を求めた。その結果, nを無限大とした既往研究と同様に,包絡線は放物線になること,この包絡線を平行移動すると外接し,厳密に定式化された反り曲線とできることなどを示した。

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