画像群に基づく実物体の疑似3次元表現手法

抄録

本稿では、少数枚の画像を用いて人工物の表面を表現する手法を提案する。提案手法は、画像によって人工物の部分的な表面を定義し、隣接関係を構築することで、３次元情報を疑似的に表現する。提案手法は、CADデータが存在しないもしくは入手が困難な人工物の表面に対して情報を付加する応用分野での利用が期待できる。本研究では、実際に提案手法を土木構造物への情報を付加することで手法の有効性を検証する。