精密工学会学術講演会講演論文集
2025年度精密工学会春季大会
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高速X線イメージングに基づく研削プロセスのその場観察:第二報
*王 超劉 佳慧齋藤 樹謝 志砼木崎 通本山 央人江川 悟山口 豪太三村 秀和長藤 圭介杉田 直彦
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会議録・要旨集 認証あり

p. 64-65

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抄録

これまでの研究の多くでは,研削現象を可視光を用いて ex-situまたは in-situで観察する手法がとられてきた.しかし,これらの手法には大きな制約があり,DX製造の要件を満たすには不十分である.本論文では,高速X線イメージング技術を用いて,研削プロセスを加工中に直接観察することに成功した.このイメージング手法によって,砥粒とワークの界面における材料除去現象を捉えることが可能となり,砥粒の摩耗や目詰まり,表面性状などの研削状態をより詳細に分析できる.第一報で得られた結果より本研究では画像の分解能が大幅に向上しており,さらにX線の透過率が異なるSn-Pb(鉛)や黄銅など,さまざまなワーク材料を対象として実験を行った.

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© 2025 公益社団法人 精密工学会
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