関東甲信越ブロック理学療法士学会
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第44回関東甲信越ブロック理学療法士学会・第28回山梨県理学療法士会学術集会 合同学会
セッションID: O-05-05
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一般演題(口述)
特許申請 歩行訓練補助具の開発経緯と今後の展望
*八木野 孝義, 松田 悠嗣, 波呂 浩孝
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抄録

【はじめに、目的】

リハビリテーションでは離床早期の歩行訓練や立ち上がり訓練で平行棒を利用する事が多い。その際、平行棒内で膝折れを起こししゃがみ込む患者や平行棒の途中で体力低下により動けなくなる患者を経験する。このような事態に備える為、安全に平行棒内歩行ができる歩行補助具ができないかと考えていた。山梨大学 融合研究臨床応用推進センターからリハビリテーション部へ臨床現場における医療機器ニーズの提案依頼があり、上記の機器の提案を行った。その後企業側と共同し試作品を作成、山梨大学と企業で共同特許出願に至った。 特許出願済み(特願 2025-002142 号) 今回平行棒内での歩行補助具の開発経緯と、今後の展望について報告する。

【実践内容】

2023 年 3 月山梨大学 融合研究臨床応用推進センターの医療機器産業技術人材育成講座から当部へ医療機器のニーズ提供の依頼があった。療法士一人で装着が簡便にでき平行棒内での転倒防止用歩行補助具の提案を行った。受講生であった株式会社 市村製作所アイドラス株式会社 株式会社ミヤケファブリカらの社員が共同して試作品をつくり 2024 年 1 月に修了発表会で披露した。機器の概要は下半身ハーネスタイプで患者に腰部ベルトを装着し、そこから大腿ベルトを両鼠径部から後方へまわし両方の平行棒へベルトを固定する。膝折れ時には大腿ベルトが臀部を支え転倒を防ぐ。また歩行中、大腿ベルトに腰かける事で休憩も可能である。企業側は開発を進め商品化を目指す意向があり、山梨大学と共同出願契約を締結し特許申請を行った。7 月現在特許査定通知が届き、8 月以降特許取得済みとなる予定である。

【考察】

歩行訓練の既存の補助機器としては懸架式歩行補助機器がある。ただ大型で高価な機器となり装着に手間がかかったりする。平行棒内と限定的ではあるが簡便な歩行補助具という臨床現場でのニーズを今回具現化できた。本機器は医療現場だけでなく、簡便に平行棒内での歩行訓練中の転倒防止に繋がり、作成費も安価のため介護施設などでも需要が見込める。企業側にて展示会等での周知活動も同時に進めており今後、商品化を目指し開発している。

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