品質管理にはフィロソフィカルな側面とテクノロジカルな側面がある.例えば, 品質管理が企業の全部門・人が参加する全社的活動がなければならない, プロダクト・アウト的ではなくマーケット・イン的でなければならない, あるいは源流管理的でなければならないというような概念構成はフィロソフィカルな側面であり, 一方, 実際にどういう源流管理をすれば下流での品質を保証できるかというような具体的手法を与えるのがテクノロジカルな側面である.テクノロジカルな側面はさらにオフランイン・テクノロジーとオンライン・テクノロジーに分かれるが, ここでは主としてオフライン・テクノロジーについて考察する.