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Print ISSN : 0386-8230
クオリティレポート
外的操作による線形回帰モデルの変化について
黒木 学田口 千恵川上 裕大小林 輝樹
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2021 年 51 巻 3 号 p. 239-246

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抄録
 本論文では,Xを説明変数としYを目的変数とする線形回帰分析のフレームワークにおいて,Zを説明変数として追加することによってXからYへの標準偏回帰係数の値が1 を超える統計的現象に注目する.統計的観点から,この現象を引き起こす状況を明らかにするために,(1)XとZの相関係数の大きさ,(2)単回帰モデルと平均に対する因果効果とのなす角,のそれぞれに焦点をあてる.そのうえで,「Zを追加することによってX からY への回帰係数 の値がどのくらい変化しうるのか」について考察する.この現象について,既存研究では,Zを追加することによってXからYへの標準偏回帰係数の値が1を超える原因の一つとして,多重共線性の存在がしばしば指摘されている.これに対して本論文では,(i)説明変数どうしが無相関でない限りこの現象が起こりうること,(ii)標準偏回帰係数がとりうる値の範囲は(-∞,∞)であることを指摘する.
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© 2021 一般社団法人 日本品質管理学会
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