RADIOISOTOPES
Online ISSN : 1884-4111
Print ISSN : 0033-8303
ISSN-L : 0033-8303
資料
東京都新宿区における福島第一原子力発電所事故後の空間線量率とガンマ線スペクトルの経時変化
小西 浩之冨士栄 聡子生嶋 清美保坂 三継中江 大
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2015 年 64 巻 3 号 p. 185-195

詳細
抄録

モニタリングポスト測定データの波高分布をもとに東京における福島原発事故の影響を調査した結果,原発から新宿まで到達した人工放射性核種の経時変化が明らかになった。2011年3月15日~16日の空間放射線量の急激な増加では気体状の多くの放射性核種が通過し,131Iなどいくつかの核種がわずかに乾性沈着した。3月21日~23日の降雨に伴って131I,134Cs及び137Csなどの核種が湿性沈着した。

著者関連情報
© 2015 by Japan Radioisotope Association
前の記事 次の記事
feedback
Top