国立大学法人東京大学大学院工学系研究科原子力専攻
国立大学法人長岡技術科学大学技学研究院原子力システム安全工学専攻
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構量子ビーム科学研究部門
2017 年 66 巻 10 号 p. 497-505
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医学・産業利用が近年拡大しているイオンビームは,イオン種(元素)とエネルギーの組み合わせ次第で多様な照射効果が表れる。本稿では,イオンビームの最大の特徴である高い電離密度(トラック構造)と原子衝突について概説する。水中でのトラック構造と水分解生成物の収量の相関,結晶材料中の典型的な損傷形成過程のほか,今後の展望として未解明の課題にも触れる。
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