日本原子力研究開発機構
2020 年 69 巻 8 号 p. 253-261
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1958年7月,海上保安庁の測量船「拓洋」は,赤道海域に向かう途中で,米国がビキニ環礁で実施した水爆実験によって発生した核実験フォールアウトに遭遇した。当時船上で採取した雨水から観測された全β放射能と甲板に設置したNaI(Tl)シンチレーション検出器の計数率及び全β放射能と線量率の関係についての計算結果を基に,その単位面積当たりの全β放射能を2.0 TBq km−2,乗員の外部被ばくによる実効線量を100 µSvに満たないと推定した。
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