RADIOISOTOPES
Online ISSN : 1884-4111
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ISSN-L : 0033-8303
原著
イメージングプレートを用いた粒子線の可視化
津田 路子山口 充孝佐鳥 凌太加田 渉神谷 富裕 酒井 真理長尾 悠人河地 有木
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 71 巻 2 号 p. 109-114

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抄録

粒子線治療におけるビームの可視化は,照射領域のずれをなくすことを可能とし,安全性の高い治療を行うために有用な手段である。著者らは,放射線診断の現場に広く用いられるイメージングプレートを用いて,制動放射線を指標としたビームイメージングを行った。その結果,高解像度なビーム像を得ることに成功した。さらに,得られた画像から飛程を推定する手法を開発し,標準偏差2.5 mmの精度で治療用炭素線の飛程の推定が可能であることが示唆された。

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© Japan Radioisotope Association 2022. This is an open access article distributed under the Creative Commons Attribution 4.0 International (CC BY 4.0) License (https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/)
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