群馬大学理工学府
量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所
群馬大学重粒子線医学研究センター
2022 年 71 巻 2 号 p. 109-114
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
粒子線治療におけるビームの可視化は,照射領域のずれをなくすことを可能とし,安全性の高い治療を行うために有用な手段である。著者らは,放射線診断の現場に広く用いられるイメージングプレートを用いて,制動放射線を指標としたビームイメージングを行った。その結果,高解像度なビーム像を得ることに成功した。さらに,得られた画像から飛程を推定する手法を開発し,標準偏差2.5 mmの精度で治療用炭素線の飛程の推定が可能であることが示唆された。