RADIOISOTOPES
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サルにおける14C-ウロキナーゼ投与後のオートラジオグラフィについて
初岡 政典清木 雅雄佐々木 耕治高木 要牧田 登之
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1983 年 32 巻 6 号 p. 275-279

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抄録

サルに14C-ウロキナーゼ (UK) の十二指腸投与を行い, 14C-UKの分布を全身およびミクロオートラジオグラフィにより調べた。14C-UK投与後3時間の時点で十二指腸の固有層, 肝の類洞, 腎の糸球体に放射活性の分布が認められた。このことは投与された14C-UKが腸管上皮を通過し, 血中に出現することを示唆するものであり, また9時間の時点で顎下腺に強い放射活性が認められたことが特徴的であった。

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