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フィッショントラック法による人体中のウランの定量
五十嵐 康人関 李紀池田 長生
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1984 年 33 巻 2 号 p. 55-59

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抄録

日本人のウランの一般的な濃度とその臓器別分布をフィッショントラック法によって調べた。分析に供した臓器は肺, 肝臓, 腎臓, 脾臓, 筋肉である。分析した臓器の中で最も高いウラン濃度を示したのは肺であり, その値は1.86ppb-wetであった。各臓器の分析結果は英国および米国人に対する文献値と一致するものであった。

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© 社団法人 日本アイソトープ協会
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