1984 年 33 巻 2 号 p. 65-72
乳がんおよび前立腺がんの手術前患者に対する骨シンチグラフィの臨床的有効度を評価するため, 東京近辺の10施設の協力のもとに, 現在, prospective studyを続行中である。これら対象となる患者に対し, 初回治療を行う以前の骨シンチ検査前と骨シンチ検査後, それに骨転移の有無を確認できた三時点でそれぞれのワークシートにデータが記入され, 電算機により解析される。ここでは主に研究の方法論について述べる。また, 現在までの集計および若干の解析結果についても報告する。