RADIOISOTOPES
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TSH, LH, FSH, C-Peptide Prolactinのラジオイムノアッセイの精度管理―NIH-Computer Programによる検討
梅津 美枝小川 弘紫芝 良昌
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1987 年 36 巻 8 号 p. 403-408

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抄録

ラジオイムノアッセイの精度管理についてこれまで多くの報告があるが, 一つのキットを用いて長期間測定した時どのくらいのvariationを持つか明らかにした報告はない。これは精度管理情報として重要なので, われわれはTSH, FSH, LH, C-peptide, PRLについて標準物質の50%interceptの値を得る精度管理血清で1年間12回以上測定し, within assay variation, component of between assay variationを算出した。その結果, 上記5種のRIAについて前者は平均6.9% (4.7-9.8) , 後者は11.2% (8.9-14.5) であった。この数字は同一のキットを用いたvariationにほぼ近く, 年間に供給されるキットの均質性が維持されていることを物語るものといえる。

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