製品の信頼性には、製品の設計パラメータなどの内的要因の他、使用状況の温度や電圧などの外的要因も大きく関係する。従来は外的要因をできるだけ再現しようとしていたので、確認テストの時間短縮および十分な未然防止が困難であった。そこで本研究では、外的要因の再現性は重視せずに、内的要因の影響の受け方(ロバスト性)を明らかにすることに絞った。本来の設計とは、内的要因を変更するのであるから、内的要因に関する情報の方が重要なはずだ。したがって外的要因による内的要因への影響度を計測し、技術改善の方向性が明らかにする方法が効果的である。