2019 年 20 巻 2 号 p. 174-184
【目的】理学療法士 (以下PT) を活用したことによる特別支援学校 (肢体不自由) の教師の専門性および活用に対する認識を検討する. 【方法】教師10名を対象に PT を活用した実践, 自分の専門性と PT の活用に対する認識について半構造化面接を実施し, SCAT による質的分析を行った. 【結果】活用前の自分の専門性と初期の活用に対する認識については《低い自己評価からのネガティブな活用》が, 活用した実践については《知識や技能の吸収》と《習得した知識や技能の応用》が, 現在の自分の専門性と活用に対する認識については《活用による教師としての自信》がカテゴリーとして生成された. 【結論】当初教師は, 自らの専門性を低く捉え, 活用に対しても受動性や葛藤を抱いていたが, 習得した知識や技能を授業等の場面で応用するなどの経験を通して, 活用の有効性を実感し, 知識や技能の向上とともに教師としての役割を認識している.