リハビリテーション連携科学
Online ISSN : 2435-7111
Print ISSN : 1880-7348
最新号
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展望
  • 平野 康之
    原稿種別: 展望
    2021 年 22 巻 2 号 p. 67-74
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2022/04/15
    ジャーナル フリー

    抄録: 超高齢社会を迎え, 訪問リハビリテーション (以下, 訪問リハ) を受給している要介護者は, 老化に伴う身体機能や認知機能の低下にくわえ, 複数の慢性疾患を併存する者も多く, 多種多様な臨床像を呈する. 特に内科系疾患を有する者は, 病状変化や急変を来すことが多く, 入退院を繰り返すことも少なくない. よって, 訪問リハ従事者は, 身体機能の改善のみならず, 全身状態管理や生活指導・支援, 患者教育等の役割も担う必要があり, 多職種と連携した包括的アプローチが重要となる. 本稿では, 訪問リハ対象者の変遷からリスク管理の重要性を再認識し, 対象者の全身状態を把握する手段の一つであるフィジカルアセスメントについて解説する. また, リスク管理能力を高めるための方策や臨床における実践方法についても示し, 安全で質の高いリハビリテーション実践の足掛かりとする.

原著
資料
  • 森地 徹, 小澤 温
    原稿種別: 資料
    2021 年 22 巻 2 号 p. 84-91
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2022/04/15
    ジャーナル フリー

    抄録: 【目的】 本研究では相談支援事業において提供されるサービスの質の向上において着目すべき評価の視点について相談支援専門員を対象としたインタビュー調査を通して明らかにすることとした. 【方法】 日本社会福祉士会と日本精神保健福祉士協会から推薦された相談支援専門員計11名に対してそれぞれの団体ごとにグループインタビューを行い, そこで得られたデータを用いて佐藤の質的データ分析法を参考にした分析を行った. 【結果】 インタビューデータより34のデータを抽出し, そのなかで7つのコードを生成し, これらのコードについて焦点的コーディングを行った. その結果, 相談支援事業において提供されるサービスの質の向上について着目すべき評価の視点に関して, 「クライエントに対する働きかけ」「社会資源の活用」「地域における働きかけ」 という3つの概念的カテゴリーを生成した. 【結論】 本研究において明らかになった7つのコードと3つの概念的カテゴリーからなる相談支援事業の実践および評価の視点を基に, その実践および評価が適切に行われていくことが今後必要になるといえる.

  • 須藤 充昭, 沖中 美世乃, 和田 恒彦
    原稿種別: 資料
    2021 年 22 巻 2 号 p. 92-98
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2022/04/15
    ジャーナル フリー

    抄録: 【目的】 伴走を必要とする視覚障害ランナーの練習環境の課題を明らかにすること. 【方法】 フルマラソン大会出場経験のある視覚障害ランナーに質問紙調査を行った. 【結果】 24名の男女から回答を得た. 伴走者数は, 視機能によらずさまざまであったが, 練習量は不足していると感じていた. トレーニングに関しては, 全盲群はジムの利用を断られる, アクセスの困難などの回答が多い傾向がみられた. 【結論】 ランニング・トレーニング環境には, 視機能に関わらず伴走者の確保, 移動手段, ジム利用で課題があることが明らかとなった. 多方面が連携した支援が必要である.

  • 藤川 雅人
    原稿種別: 資料
    2021 年 22 巻 2 号 p. 99-109
    発行日: 2021/12/25
    公開日: 2022/04/15
    ジャーナル フリー

    抄録: 【目的】 特別支援学校 (肢体不自由) の教師を対象とし, 看護師の勤務形態や看護師との情報交換が医療的ケアと自立活動6区分27項目との関連性の程度に及ぼす影響を検討することである. 【方法】 質問紙調査を行い, 医療的ケア児を担当する390名の教師を分析対象とした. 看護師の勤務形態は, 常勤, 非常勤, 常勤と非常勤の両方の3群とし, 情報交換は, 授業目標や個別の指導計画に関する情報交換の有無の2群とし, 医療的ケアと自立活動6区分27項目の各項目との関連性の程度に影響を及ぼしているかを分析した. 【結果】 看護師の勤務形態は, 15項目で有意な差が認められ, 常勤, 両方の得点は非常勤よりも高かった. 情報交換は, 全項目において有意な差が認められ, 情報交換有りの得点は無しよりも高かった. 【結論】 常勤看護師配置の制度的な枠組みの検討が必要である.

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