都市計画報告集
Online ISSN : 2436-4460
商店街の持続可能な発展のためのサスティナブルツーリズムに関する研究
愛媛県内子町を事例として
西口 光中口 毅博
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2019 年 17 巻 4 号 p. 436-441

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抄録

本研究の目的は衰退する地方の商店街の現状を背景に、商店街ツアーを持続可能性の観点から評価しその効果を検証することを目的とする。対象地域は愛媛県内子町とし、比較事例として石川県七尾市、三重県鳥羽市、ドイツ・フライブルク市とした。GSTC基準をベースにした独自の評価基準により評価した結果、経済面と社会面の課題が明らかとなった。その課題を克服することを目的とした商店街ツアーを企画実施し、さらにWebアンケートにより全国のモニターを対象に商店街ツアーの集客効果を分析した。その結果、分析から明らかになった内子斗湯の弱みを克服する効果を期待でき、かつ一定の集客効果も見込めることが明らかになった。

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© (c) 日本都市計画学会
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