理学療法学
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急性期脳血管障害患者における歩行予後予測モデルの交差妥当性
─当院での検討─
小林 陽平藤野 雄次牧田 茂竹田 浩明福原 弘之長田 正章
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論文ID: 11413

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抄録

【目的】先行研究で考案した急性期脳血管障害患者における歩行予後予測モデルの交差妥当性を当院での検証標本を用い検討した。【方法】急性期脳血管患者62 例を対象に,先行研究に準じてThe Trunk Control Test,脳卒中運動機能障害重症度スケール,疾患(脳梗塞または脳出血),年齢を発症5 日以内に評価した。次に当院検証標本に予後予測モデルを使用してROC 曲線からカットオフ値を検討し,歩行自立/ 非自立を予測した。【結果】当院の検証標本でのカットオフ値は0.953,判別的中率は85.5% の判別が可能であった。【結論】先行研究で考案した歩行予後予測モデルの交差妥当性は高く,臨床応用が可能であることが示唆された。

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