理学療法学
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糖尿病足潰瘍に起因する足部の部分切断患者に対する退院後訪問指導の効果
今岡 信介工藤 元輝柳原 滉太手老 泰介古川 雅英
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論文ID: 12155

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抄録

【目的】糖尿病足潰瘍に起因する足部の部分切断患者に対する退院後訪問指導が創傷再発に伴う再入院の抑制に及ぼす効果を検討すること。【方法】対象は,2019年8月~2020 年3 月に糖尿病足潰瘍の治療により足部の部分切断を施行した連続症例とした。退院後訪問指導を実施した者(以下,訪問群)と訪問指導を行わなかった者(以下,非訪問群)を2 群に分類し,退院後120 日以内の再入院率と退院前後の身体機能を比較検討した。【結果】退院後,120 日以内の再入院率は,訪問群13.6%(3/22 名)と比較して非訪問群25.0%(6/24 名)で有意に高かった。また訪問群では,退院後4 週時の膝関節伸展筋力と足部背屈可動域が有意に高値であった。【結論】糖尿病足潰瘍による足部の部分切断患者に対する退院後訪問指導は,再入院の抑制と退院後の身体機能を維持できる可能性が示唆された。

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