理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
下腿部への圧迫部位と圧迫強度の組み合わせは,ジャンプ高を低下させることがある
南部 武志森田 直樹乙戸 崇寛澤田 豊赤坂 清和
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 28 巻 1 号 p. 131-134

詳細
抄録

〔目的〕下腿部への圧迫強度と圧迫部位の違いによる足関節を利用したジャンプ高への影響について検討した.〔対象〕健常男性15名が研究に参加した.〔方法〕圧迫にはマンシェットを用い,圧迫位置を下腿部の近位部または遠位部の2条件,圧迫強度を50,100,150 mmHgの3条件とし,各々の条件で腓腹筋内側頭の深層腱膜移動距離を計測した.また,上記圧迫条件にて滑車台上でのジャンプ高を比較した.〔結果〕近位部,150 mmHgの圧迫条件のみ圧迫しない場合と比較してジャンプ高が有意に減少した.〔結語〕圧迫部位が近位部かつ150 mmHgの圧迫強度ではジャンプ高を低下させた.

著者関連情報
© 2013 by the Society of Physical Therapy Science
前の記事 次の記事
feedback
Top