理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原 著
関節拘縮発生に及ぼすラット後肢非荷重の影響に関する研究
佐藤 勇太小野 武也石倉 英樹相原 一貴松本 智博田坂 厚志沖 貞明梅井 凡子積山 和加子
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2015 年 30 巻 3 号 p. 409-412

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抄録

〔目的〕関節固定により発生する関節拘縮に下肢への非荷重がおよぼす影響を検討した.〔対象〕Wistar系ラットとした.〔方法〕関節固定と後肢懸垂の実施の有無により,対象の後肢を,無処置の対照群,関節固定のみ行う固定群,後肢懸垂のみ行う懸垂群,両方行う固定懸垂群に分けた.実験開始前と1週間後において,足関節背屈角度を測定した.〔結果〕1週間後において,足関節背屈角度の減少は,固定群と固定懸垂群に生じており,固定懸垂群の方が,固定群と比較して著明であった.〔結語〕下肢への非荷重は,関節固定により発生する関節拘縮の進行を著明にさせる.

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© 2015 by the Society of Physical Therapy Science
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