理学療法科学
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症例研究
内的リズム形成課題により歩行継続時のすくみ足歩行の改善を示した進行期パーキンソン病患者の一症例
─介入内容の減少にもかかわらず改善を認めた 治療経過の報告としての第2報─
村部 義哉
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2019 年 34 巻 5 号 p. 723-727

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抄録

〔目的〕歩行継続中のすくみ足歩行の背景に,大脳皮質-基底核系の機能低下を想定し,同部位の機能の一つである内的リズム形成を目的とした介入によりすくみ足の改善を認めた一症例の治療経過を,先行研究に基づきつつ,新たな考察を追加した形で報告する.〔対象と方法〕対象は歩行継続中のすくみ足歩行を認めた進行期パーキンソン病患者の一症例とした.先行研究と同様に,歩行時の内的リズム形成課題を実施した.評価として手指タッピング継続課題や歩行能力の推移を記録した.〔結果〕手指タッピング継続課題や歩行能力および日常生活動作能力の継続的な向上を認めた.〔結語〕歩行継続中のすくみ足歩行の背景には内的リズム調整能力の低下が想定されるとともに,同能力の向上を意図した介入によりすくみ足歩行が軽減することが示唆された.

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© 2019 by the Society of Physical Therapy Science

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