2020 年 35 巻 6 号 p. 797-801
〔目的〕測定機能付自力運動訓練装置による膝伸展筋力測定の検者内信頼性を検討することである.〔対象と方法〕対象は健常成人男性9名,右9脚とした.膝伸展筋力は2回測定し,体重で除したN/kgを算出し,相対信頼性は級内相関係数(ICC),絶対信頼性はBland-Altman分析を用いて検討した.〔結果〕膝伸展筋力は各々0.81(±0.18)N/kg,0.83(±0.10)N/kgであり,ICC(1,1)=0.68であった.一方,Bland-Altman分析では比例誤差を認めた.〔結語〕ICCはsubstantialであったが,比例誤差が確認され,検者内の絶対信頼性が担保されなかった.比例誤差の要因として測定肢位や疲労などの影響が考えられ,研究計画や実施の段階で系統誤差が混入した可能性がある.