抄録
我々が研究を行う際には、仮説を検証するためにパラメータを吟味することから始まります。この吟味によって選択されたパラメータをある測定方法によって得るわけですが、このとき用いられた選択と測定方法が仮説にとって適したものであるかどうか、というのは研究全体にとって非常に重要なことです。信頼性と妥当性という概念はこういったデータを処理する以前の問題として存在します。信頼性は測定の一貫性として、妥当性はその構成概念に対する測定の合理性として定義されます。今回、Jules M.Rothsteinの話をもとに信頼性と妥当性の問題をとりあげ、その内容と研究における位置を述べてみました。