陸水学雑誌
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長湯及び七里田温泉の二,三性質に就いて
伊東 祐一服部 一郎
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1943 年 13 巻 1 号 p. 9-16

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抄録

著者等は含鐵炭酸泉に屬する長湯及び七里田兩温泉に於て温度,pH,遊離炭酸,ベンチジン反應の調査を行つて次の結果を得た。
1. 泉温は35.0℃~40.5℃浴温は35.0℃~40.0℃を示した。
2. pHは島津迅速水素イオン計によれば5.9~6.57,Toyo pH Test Paperによれば6.5~7.0である。
3. 遊離炭酸は泉温に於て294~590ccm/lである。
4. ベンチジン反應は總て陰性であつた。

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