日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 2189-2059
ISSN-L : 2189-2059
63 大火傷後消化管出血ニ因スル高位腸閉塞症
中尾 秀雄
著者情報
ジャーナル フリー

1938 年 2 巻 12 号 p. 674-677

詳細
抄録
急性の高位腸閉塞症が「イレウス」死の本態研究の對稱として近年醫界の興味を惹き其の實驗的研究は甚盛なるにも拘らず臨牀例に就ては腸間膜動脉性+二指腸閉塞症を除けば極めて稀にして且其の知見亦不滿足なり, 又大火傷後消化管出血の状態を手術によりて入生體に於て確認したる例は寡聞にして未之を知らざるを以て報告するものなり.
著者関連情報
© 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top