抄録
胆管内圧測定による胆管末端部の研究には古くから多くの報告がみられるが,測定方法がまちまちであるばかりでなく,使用される用語も統一を欠き混乱を招いているのが現状である.これらを整理し,理解を深めるために胆管内圧模型を想定し,これを用いて各種の測定法の意義を検討した.このうち胆管末端部抵抗測定法は外科臨床とくに胆石症の手術中に,胆管末端部の異常の有無を判定し,付加手術の適応の決定に有用であり,さらに普遍性のある数値で表現できるので,施設が異っても測定値の比較検討が可能である.装置は簡便で普及性にも富んでいる.