日本臨床外科医学会雑誌
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大腸癌局所再発症例に対する臨床的検討
藤本 三喜夫三好 信和横山 隆竹末 芳生児玉 節松浦 雄一郎
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1987 年 48 巻 3 号 p. 320-324

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抄録
大腸癌の局所再発症例について臨床的検討を加えた.対象は治癒切除がなされた結腸癌35例,直腸癌36例である.結腸癌では35例中5例,直腸癌では36例中ll例に再発をみた.このうち結腸癌ではリンパ節再発を含む局所再発例は2例であり,直腸癌では5例であった.これら大腸癌局所再発例に対し,可能な限り積極的にリンパ節を含めた局所再発巣を切除することにより,初回手術後10年を筆頭に平均5年間の生存を得ている.大腸癌局所再発症例に対しては,他に有効な手段のない現在,外来におけるCT検査・エコー検査およびCEA測定などの諸検査を駆使した入念なるfollow upによる早期発見・積極的な手術療法のみが有効であると考えられた.
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