日本臨床外科医学会雑誌
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胃潰瘍術後20年後に残胃に発生した悪性リンパ腫の1例
久瀬 雅也梅田 裕之島村 栄員三田 正明吉村 明文日高 直昭
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キーワード: 残胃悪性リンパ腫
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1992 年 53 巻 6 号 p. 1347-1351

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抄録
残胃悪性リンパ腫はきわめてまれであり,本邦では現在まで44例が報告されているのみに過ぎない.
胃潰瘍術後に発生した残胃リンパ腫の1例を経験したので,本邦報告例44例につき文献的考察を加え報告した.
症例は, 71歳の女性で,主訴は心窩部痛. 20年前に胃潰瘍にて胃切除術を受けている.胃内視鏡による生検で未分化癌と診断され,残胃癌の診断にて残胃全摘,膵全摘,脾摘術を施行した.病理所見では, LSG分類のdiffuse large cell typeの悪性リンパ腫と診断された.術後化学療法を施行し,再発は認めなかったが術後1年3カ月肺炎で死亡した.
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© 日本臨床外科学会
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